「マルゼンAPS-3/分解マニュアル」
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「PDI製カスタムシアー&ハンマーを組込みたい...」

このページはそんなことを思いつつも「APS-3の分解手順がよくわからない」、「何も見ずに分解するのは不安だ」、という初心者の方に参考にしていただく為の分解マニュアルです。
一度分解してみると以後は比較的カンタンに分解・組み立てが出来ますので、是非チャレンジしてみてください。
分解・組み立てに必要なものは...

今回分解するのに準備したのは左の画像の通り。
・APS-3本体
・プラスドライバー 大/小
・マイナスドライバー 小(大きいものは不可)
・六角レンチ

これだけでカンタンに分解・組み立てが出来ます。
あとは以下の作業手順を読んで必要と感じるものを準備してください。

<メニュー 一覧>

APS-3図解ー断面図ー ...
APS-3のトリガーボックスの断面図を簡素化したイラストにて表記。ハンマーやシアーの位置関係を把握出来ます。

APS-3分解手順 ...
写真つきで分解手順を詳しく解説。「シアーA」(イラスト図解を参照)の交換が可能な範囲まで分解しています。

各部位のネジ及びピンのサイズ ...
内部に使われているピンやネジのサイズをmm単位にて表記してあります。
※記号は文字化けする可能性がありますので使用しておりません。

PDI製カスタムシアー(シアーB/イラスト図解) PDI製カスタムハンマー 未発売
・PDI製カスタムシアー(シアーB/イラスト図解)未発売  
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<APS-3図解ー断面図ー>
以下はトリガー、シアー2種(A・B)、およびハンマーの位置関係を把握出来るボックス断面図になります。

現在PDI製品として製作されているのは、
「ハンマー」
「シアーB」
以上の2点となりますが、今後は
「シアーA」
の製作・販売が予定されています。


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<APS-3分解手順>
各パーツ・部位の名称はAPS-3購入時に付属している説明書と同じです。
※分解時の注意事項
それぞれ長さや径の違うピンが多用されていますので、分解時にはなくしたり他の部位のピンとごちゃ混ぜになったりしないように注意してください。 一番最初のピンの取外しや組み込みは固く感じることがありますが、何度か分解・組み込みを行っていると緩くなってしまいます。(各部位のピンやネジのサイズはこちらに記載してあります。)
1:アウターバレルを少し回してフロントサイトベース下のイモネジを外し(※1st.ロットに限る)、フロントサイトベースを外します。 2:アウターバレルを取り外します。 3:バレルブロックを取り外します。取り外しにくい場合はゴムや布等を巻いてペンチ等で掴んで回してください。
4:バレルリングが奥に残っている場合はピンセット等でつまみ出してください。 5:グリップ部を固定してあるネジをプラスドライバーで外します。ネジはグリップ底の部分にあります。 Point!
グリップを取り外す際、ネジをそのままグリップ内に残すように取り外してください。再び組込む際ネジをフリップ内に通す手間が省けます。
6:六角レンチでリアサイト部のネジを外す。
※この作業は12作業の時同時に行っても差し支えありません。
7:プラスドライバーでトリガーガード(前)を固定しているネジを外す。 8:アッパーカバーを固定しているピンを外す。ピンは細い棒などを使用して押し出してください。
9:横のバネを取り外す。 10:3カ所のネジを外す。
(プラスネジ1つ、マイナスネジ2つ)
Point!
マイナスネジは裏側に固定用の小さなパーツがあるので、落として無くさないように手で裏側のパーツを押さえながらマイナスネジを取り外しましょう。
11:裏返し、プラスネジ(1つ)を外し、両側のフタを取り外す。
フタ固定に使われているプラスネジのサイズはこちらをご参照ください。
12:リアサイトを固定しているピンを押し出し、リアサイトを取り外す。
※この時に6の作業を同時に行っても差し支え有りません。(ピンのサイズはこちら)
13:チャンバー部は3つのピンで固定されていますので、それぞれ押し出してください。※径と長さがそれぞれ違いますので戻す際は間違えないようにしてください。ピンのサイズについてはこちらをご参照ください。
Point!
チャンバーを取り外した後にコンプレストシリンダー部を取り外しておくと後の作業がし易くなります。
上の図のように六角レンチで両側のイモネジを外してください。
14:ハンマー部のバネが飛ばないようにハンマーを横から指でつまむようにして押さえながらチャンバーを外します。
15:ハンマーを外してください。ハンマー部の全パーツは上の図の通りです。
16:シアーを固定しているピンを押し出して、シアーを取り外してください。 17:上の図の赤丸の部分のピンを抜くとシアーBとトリガーが取り外せるようになります。 Point!
トリガーとシアーBにはそれぞれバネが付いています。分解後再び取り付ける際にはトリガーボックス側にバネをセットするくぼみがあるので注意してください。
以上、分解完了です。
以上でPDI製パーツを組込める状態までの分解は完了です。
シアー、ハンマーを交換後は上記の手順を逆に辿って元に組み直してください。
組み直す際の注意事項
※ハンマーを組込んだ後チャンバーを戻す際、アッパーカバーをグッと最奥の位置へ戻してからセットしてください。後にリアサイトを取り付ける際にリアサイトが入らなくなります。
※ピンはそれぞれサイズが異なります。 もし他の部位のピンと混ざってわからなくなっても、はまるものをひとつずつ組込んでいけばOKです。それぞれの部位のピンのサイズは以下に記載してあります。分解時に紛失した際は以下のデータを参考にしてホームセンターなどでお買い求めください。
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<各部位のネジ及びピンのサイズ>
※記号表記は文字化けする可能性がありますのでmm(ミリメートル)にて表記しています。
部位/ネジ名称
ネジ径・長さ
グリップ固定部
/ 十字穴付きなべ小ねじ
(プラスドライバー)
M4X30
フタ固定部ネジ
/すりわり付きなべ小ねじ
(マイナスドライバー)
M2X18
フタ固定部ネジ
/十字穴付き皿小ねじ
(プラスドライバー)

M3X2.5

トリガーガード固定部ネジ
/十字穴付き皿小ねじ
(プラスドライバー)
M3X10
部位
長さ/径
チャンバー固定部ピン
3本
向かって左から
17.8mm / 2.9mm
13.5mm / 2.4mm
13.5mm / 2.9mm
リアサイト固定部ピン 13.7mm / 1.1mm
シアー固定部ピン 12mm / 2.9mm
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<マルゼンAPS-3用カスタムパーツ>
シアー(Sear)
マルゼンAPS-3用カスタムシアー。S45C製。耐久性をUPさせます。
税抜価格 \
御購入時はページ下記載の項目に同意していただいたものとさせていただきます。御熟読願います。
商品ID:635266 個数:
<シアー組込み手順>※まず上記の「分解手順」を参考に16までAPS-3を分解してください。
1:PDI製カスタムシアーをセットする。 2:ピン穴位置を合わせ、ピンを差し込んで固定してください。これでカスタムシアーの組込みは完了です。 Point!
滑らかなトリガーフィーリングにしたい場合には、 赤丸部分がシアーのかかっている部分になります。シアーのかかり具合を弱めたい場合にはカスタムシアー側の赤丸部分を若干擦り合せるなどして調整してください。
PDI製パーツを組込める状態までの分解は上に記載されている「APS-3分解手順」を参考にしてください。
シアー、ハンマーを交換後は分解手順を逆に辿って元に組み直してください。
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ハンマー(Hammer)
マルゼンAPS-3用カスタムハンマー。S45C製。耐久性をUPさせます。
税抜価格 未発売
御購入時はページ下記載の項目に同意していただいたものとさせていただきます。御熟読願います。
発売までもうしばらくお待ちくださいませ...
画像は現在開発中のものとなります。
<ハンマー組込み手順>※まず上記の「分解手順」を参考に15までAPS-3を分解してください。
 
1:上の図のようにPDI製カスタムハンマーを組込む。黒い板はくぼみがある方をスプリング側へ向けて取り付ける。セフティ(手動安全装置)は取り付ける方向があるので間違えないようにする。 2:ハンマー部をセットできたら上からチャンバーを被せます。アッパーカバーは上の図の位置になるようセットしてから被せます。後は赤丸部分のピンを差し込んで組込み完了です。 ※左の組込み画像で使用しているのは開発途中のハンマーになります。
PDI製ハンマーを組込める状態までの分解は上に記載されている「APS-3分解手順」を参考にしてください。
シアー、ハンマーを交換後は分解手順を逆に辿って元に組み直してください。
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御熟読願います。
御購入時は以下の項目に同意していただいたものとさせていただきます。
○当社製品はエアーガンの分解・修理・調整に熟知された方を対象に御提案させて頂いております。誤使用 及び 経験不足による破損等の諸問題が発生した場合いかなる状況でも保証はいたしかねます。
○カスタムパーツは純正パーツにあるクリアランスをなくし性能を十二分に発揮する為のパーツです。純正パーツの公差によってはフィッティングが固い場合がありますので加工等を伴う可能性がございます。
○当社製品は純正パーツ又は、PDIパーツとの併用を前提に開発・製造しております。他社製品との兼ね合いにつきましては一切の保証はできませんのでご了承下さい。
○純正対応という表記は「純正パーツに無加工で取り付け可能」という意味ではありません。また、必ずしも純正品と同寸法を指す事でもありません。
○初期不良の判断基準は弊社側にございます。商品到着後の製品に対する疑問は、メールにて御相談下さい。また、その際は必ず組込む前にご相談下さい。一度組込まれると対応できなくなる可能性がございます。
○弊社ではより良い製品をお渡しする為に予告無く製品に改良を施す可能性がございます。ご了承下さい。